アンカーマンR®

「なぜ?」こんなにも画期的なシステムを誰も導入しなかったのか!?
“もっと正確に” “もっと簡単に”
「在来工法」・「露出柱脚」と当社開発の「オプションシステム」を融合させることで解決!

 

アンカーマンRの柱脚工法の構造

ご使用にあたって

注意事項

アンカーマンRは、露出柱脚で認定柱脚ではありませんが構造規定、学会基準を準拠し建築基準法内での構造計算を”柱脚ソフト”で”チェック”する露出柱脚工法です。
  1. 分離発注を基本とし、アンカーマンRフレームと施工、そしてベースプレート(材料)、無収縮モルタル(グラウト材)充填の4種類を分離発注します。但し、各種組み合わせは自由ですので”自由な組み合わせ”で発注してください。
  2. ベースプレート(材料)は納期が変動します。(最大で納期は約2ヶ月掛かる場合もあります。)
  3. アンカーマンRフレームの施工資格は「施工技術認定議会」で認定します。
  4. 現場で処分していた上部プレート(フィクサー)とオポ(計測ボルト)、Bプレートをリユース、再利用しますので返却してください。
  5. アンカーマンRフレーム施工者は施工完了後、建設会社の工事監理者または現場責任者に位置や寸法等を「施工チェックシート」での確認を行なってもらい「施工管理届出書」を提出してください。

免責事項

  1. 標準柱脚仕様図以外のアンカーマンRフレームの設計・施工が原因の不都合。
  2. アンカーマンRの施工を「施工技術認定議会」認定者以外が施工して発生した不都合。
  3. 天災(地震、落雷、火災)等の災害が原因の不都合。
  4. 図面及び工事監理者又は現場責任者が指示した施工が原因の不都合。
  5. 現場で出入業者による位置移動や変形が原因の不都合。
  6. 標準柱脚仕様図およびカタログ等関連資料に記載した製品の保管方法・有効期限を守られずに発生した不都合。

基本事項

  1. 露出柱脚による回転剛性を考慮した弾性固定柱脚として使用できます。
  2. 柱脚の設計は、日本建築センター建築物の構造関係基準解説書編集委員会:2007年版建築物の構造関係技術基準解説書の柱脚の設計フローに従っています。
  3. アンカーボルトの伸び能力は確保しておりますので「有」として計算を行います。
  4. 柱脚耐力の全引張にも対応した柱脚です。
  5. 柱脚部に基礎梁を設けない場合でも独立基礎で設計は可能です。
  6. 柱脚の保有耐力接合が満足できない場合でも設計は可能です。
  7. アンカーマンR柱脚は、アンカーマンR柱脚ソフトで安全性を確認した柱脚のみ使用可能です。

柱脚の回転剛性値

  1. 一貫計算ソフトへの柱脚の回転剛性は、各標準柱脚仕様に示す値を使用するか、または一貫計算ソフトの値をそのまま使用するかは設計者が判断して下さい。
  2. アンカーボルトが全引張の場合は、回転剛性を調整して上部構造の設計対応が必要です。

フレームの応力解析

フレームの応力解析は、柱脚ベースプレート下端(礎柱天端)に回転剛性値を考慮して行います。

基礎柱型(礎柱)

礎柱の形状寸法及び鉄筋仕様は、各標準柱脚仕様を標準として下さい。

溶接

柱材とベースプレートの溶接は完全溶込み溶接とします。
溶接部分の基準強度は柱材の基準強度を満足させるものとします。

適用範囲

対象建物

  • 建設地:国内各地
  • 用途:制限なし ※塔状建物での使用には注意が必要です。
  • 構造形:ラーメン構造
  • 建物規模、平面形状:
    • 階数、階高:制限なし
    • 柱間隔、スパン:制限なし
    • 平面形状:基準線に角度がない事を原則とする。柱が基準線に対して角度がある場合は別途の検討が必要です。
    • 柱:柱はBCR295材とし、GLに対して垂直である事を原則とします。

適用柱材

※本工法が適用する柱材の形状寸法及びF値を下表に示します。

適用主材(角形鋼管用)

柱材 鋼種 形状寸法
柱サイズ 板厚 t
F値(基準強度)295N/mm²以下の
冷間成形角形鋼管
BCR295 □-150×150 t≦12
□-175×175 t≦12
□-200×200 t≦12
□-250×250 t≦16
□-300×300 t≦19
□-350×350 t≦22
□-400×400 t≦22
□-450×450 t≦22
□-500×500 t≦22
□-550×550 t≦22

適用図書

  1. 日本建築センター 建築物の構造関係基準解説書編集委員会:2007 年版建築物の構造関係技術基準解説書、2007.8
  2. 日本建築学会:鋼管構造設計施工指針・同解説、1990.1
  3. 日本建築学会:鋼構造接合部設計指針、2006.3
  4. 日本建築学会:各種合成構造設計指針・同解説、1985.2
  5. 日本建築学会:鉄筋コンクリート構造計算基準・同解説、2010.2
  6. 日本建築学会:鋼構造限界状態設計指針・同解説、2010.2
  7. 日本建築学会:鋼構造設計基準 -許容応力度設計法-、2005.9
  8. 日本建築学会:鋼構造塑性設計指針、2010.2
  9. 日本建築学会:鉄筋コンクリート造建築の靭性保証型耐震設計指針・同解説、1999.8
  10. 日本建築センター 2008年版冷間成形角形鋼管設計・施工マニュアル編集委員会:2008年版冷間成形角形鋼管設計・施工マニュアル、2008.12
  11. アンカーマンR柱脚工法設計・施工標準図
  12. アンカーマンR施工マニュアル
  13. アンカーマンRカタログ(設計資料)

注意事項

  1. アンカーマンRカタログ掲載の標準図のベースプレートの厚さは、必要最低限の厚さです。
  2. アンカーマンRカタログ掲載の主筋は、コンクリート柱断面積の0.8%とコンクリートのコーン状破壊のみを、帯筋はコンクリート柱断面積の0.2%のみを満たしたものです。
  3. ベースプレート(SN・SM鋼)の代替品として、TMCP鋼を使用する場合があります。
  4. □175x175x12は、アンカーボルトの本数が告示の計算上4.16本となりますが、4本としています。但し、柱脚の構造計算を行うことで安全性は確保できます。

アンカーマンRカタログ

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施工マニュアル

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